羽振りのよい変なお客さんに出会った話

チャットレディをしていた際のおかしな客について教えさせて頂きます。
まず、働いていたサイトの前提を簡単にお話させて頂きます。 私は在宅でウェブカメラを使用して接客していくタイプのサイトで働いていました。 大学生のときです。 お客さんはチャットレディと話をするために、ポイントを購入していくのが基本です。 ただし、10分程度話が出来るポイントが入会特典として無料で手に入りました。 また、女性側は顔出しをしなくても問題がない、というものでした。 また出身地をオープンにしているのですが、それは虚偽申告でも問題ないものでした。 入会特典でチャットレディと話をしようとしているお客さんはとても分かりやすく、ちゃっちゃと遊ぼうとしていました。 そういう方たちに対して、いかに長引かせるかが、稼ぐ際のポイントでした。 入会特典で遊ぼうとする方と、ちゃんとポイントを購入して遊んでいる人で、マナーの差がかなりあるサイトでした。

今回ご紹介する変なお客さんは、ちゃんとポイントを購入して遊んでいる人でした。 そのため、最初はマナーの良いお客さんであり、普通にお喋りをしていたため、変な人だとは微塵も思いませんでした。

まず、同じ出身地だねという話をしておりました。 私は虚偽の申告をしていたので、設定上の話で話を合わせていました。 話の一環として、出身高校についても聞かれました。 これも設定上の話で高校の名前をあげました。 どうやら仮想的な私の出身高校は、お客さんのおばあちゃんと一緒であり、おばあちゃんはその高校の後援会として、影響力がある旨の自慢をしていました。 そういった、他愛もない話を10分以上はしていました。 しかし、途中から、電話でも話したいと言われ、理由を聞いてみます。 すると、性感エステをその出身地でオープンさせることになったが、そのモニターとして是非来てほしい、といった内容でした。

まず、出身地としてあげた土地は、とても田舎ですので、そんなお店をオープンしたところで需要がないだろ、というところでした。 明らかに、この話は会いたいだけだ、ということが見え見えでした。 しかし、電話番号を教えてくれたら、本当に使える電話か確かめるためだから、チャット自体切ることは絶対にしない、と言って頂きました。 そのため、当時持っていたウィルコムの電話番号を教えました。 ウィルコムであれば、使い捨ての電話番号であったためです。 このお客さんは長時間の会話に対して抵抗が無く、良い稼ぎに活用できると思いました。

約束の通り、電話をしながらもチャットを繋いだ状態にしてくれていました。 どうしても会いたいようで、様々な説得を電話でしてきます。 私はもちろん断り続けていました。 しかし、そのうち、自分の良さやお店の良さをアピールするのではなく、だんだん脅しをしてくるようになりました。

脅しの内容としては、「自分は地元の経済界を握っている。だから、地元での就職を不可能にしてやる。」といったことや、「おばあちゃんの力を使って、後援会から個人情報を取得して、お前の家に嫌がらせをしてやる」といった内容でした。 しかし、全て虚偽である地名で話をしていたうえ、興奮しているのか脅しの内容が整合性が取れなくなるようになっていました。

ただ、嘘だとは頭でわかっていても、私の出身地を正直に申告していたら、と考えたら怖くなりました。 相手のお客さんが興奮してがみがみ言っている間も、チャットは繋ぎっぱなしでした。 というよりは、興奮によってチャットを繋いでいることを忘れていたようでした。 相手が興奮が落ち着くと電話が向こうから切られ、チャットはその数分後に気付いたようで切断されました。 そのため、最終的にはかなり長い時間お話したことになり、かなり稼ぐことが出来ました。

変なお客さんではありましたが、羽振りが良い方でした。

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